介護職の面接は「採用されやすい」と言われる一方で、実際に応募する立場になると「どんな質問をされるのか」「服装はこれでいいのか」「私でも受かるのか」と不安に感じる方が少なくありません。
面接は単なる形式ではなく、採用する側からすれば「一緒に働ける人かどうか」を判断する大切な場です。
特に介護の仕事はチームワークや利用者との関わりが中心になるため、人柄や雰囲気といった“数字で測れない部分”が重視されます。
この記事では、小規模訪問介護事業所を経営している筆者が、実際に採用面接で重視しているポイントをもとに「介護職の面接対策」を完全ガイドとしてまとめました。
服装・マナー・志望動機・よくある質問など、面接の全体像を理解できる内容になっています。
さらに、それぞれの項目について詳しく知りたい方は、記事内リンクから個別記事(服装の選び方、志望動機の例文、落ちる人の特徴など)に進めるようになっています。
まずはこの記事で全体像をつかみ、安心して面接に臨めるよう準備を進めましょう。
介護職の面接で何を見られるのか

介護職の面接では、「経験や資格さえあればすぐに採用されるのでは?」と思われがちですが、実際にはそれ以上に重視されるポイントがあります。
採用する側の経営者としては、以下の3点を特に見ています。
人間性と人柄のチェック
介護はチームで協力しながら行う仕事です。利用者さんだけでなく、同僚やご家族とも日常的に関わるため、思いやりがあるか・協調性があるかが重要です。
面接では、丁寧な受け答えや表情、雰囲気から人柄を感じ取ろうとしています。

相手の話をよく聞いて誠実に答える、ということが土台になりますよ。
職場とのミスマッチ防止
介護の現場は、施設・訪問・デイサービスなど働き方がさまざまです。
面接では「この方がうちの事業所で無理なく続けられるか」を見極めようとします。

良い人材を採りたいのはもちろんですが、それ以上に「無理してすぐ辞めてしまう人」を避けたいのです。
結果的にその人自身を苦しめてしまうからです。
たとえば夜勤のある施設勤務と、日中だけの訪問介護では、生活リズムや体力の使い方がまったく違います。
そこで面接では「どのくらいの時間なら無理なく働けそうか」「ご家庭の事情でどんな制約があるか」といった点を確認し、職場とのミスマッチを防ごうとします。
つまり、これは応募者を落とすためではなく、「自分に合った働き方を見つけるためのプロセス」なのです。
スキルや資格より「続けられるか」が重視される
もちろん、資格や経験は面接でプラスになります。
しかし介護の現場では、「長く続けられるかどうか」が何より重要視されます。
特に小規模事業所や訪問介護では、人手が限られているため、すぐに辞めてしまう人材は現場に大きな負担をかけてしまうからです。

スキルよりも「長く続けられるか」が大事です。経験が浅くても無理なく働ける人は高評価です。
面接では、働ける曜日や時間帯、家庭の状況などを率直に話すことが重要です。
無理のない働き方ができるかどうかを伝えることで、採用側も安心して採用判断を下せます。
- 「週何日働けるか」「夜勤は可能か」など、現実的な条件を正直に伝える
- 資格やスキルよりも、継続性・マッチ度を意識して自己PR
- 面接は「スキルをチェックされる場」ではなく、「長く働けるかどうかを見てもらう場」と捉える
介護職の面接で落ちる人・受かる人

介護職の面接では、資格や経験だけで判断されるわけではありません。
採用する側は「この人が職場に合うか」「長く続けられるか」を重視しています。
そのため、面接の結果にはある程度の傾向があります。
不採用になりやすい人の特徴
介護職の面接では、スキル以上に「職場に馴染めそうか」が重視されます。
ここに挙げる特徴があると、不採用になりやすくなります。
- コミュニケーションが一方的で受け答えが雑
- 清潔感や服装に無頓着
- 嘘や誇張が多く、働ける日数や資格を正直に伝えない
- ネガティブな発言が多く、チームワークへの不安がある

スキルがあっても、職場に馴染めなさそうな印象を与えると不採用になりやすいです。
面接で落ちる人の特徴について詳しくはこちら
👉介護の面接で落ちる人の特徴とは?採用担当者が語る本音と合格のコツ
受かる人の共通点
一方で、採用されやすい人には一定の共通点があります。
短時間でも面接官に「安心して任せられそう」と思わせることが大切です。
- 明るく前向きで、質問に丁寧に答えられる
- 清潔感があり、第一印象が良い
- 希望する働き方や条件を正直に伝えられる
- 志望動機が具体的で、働きたい理由がしっかりしている

経験が浅くても、無理なく長く働けそうな人は非常に高評価です。
面接中に見られる“受かるサイン/不採用のサイン”
面接の結果は、面接官の態度や反応からもある程度読み取れます。ここでは具体的なサインを紹介します。
⚫︎受かるサイン🙆♀️
面接官が前向きな姿勢を示すと、合格の可能性が高いです。
- 質問に対して頷きながらメモを取る
- 「ぜひうちで一緒に働きましょう」と前向きな言葉が出る
- 面接が予定より長引く

私の場合、面接の後半で「いつから働けますか?」など、具体的な勤務開始日やシフトの話を始めることがあります。
これは明確な受かるサインです。
⚫︎不採用のサイン🙅♂️
逆に、反応が冷たい場合は不採用の可能性があります。
- 返答に興味なさそうな態度
- 表情が硬く、質問が淡々としている
- 「こちらから連絡します」とだけ言って面接が早めに終わる

面接中のこうした反応は合否のヒントになります。
最終判断は書類審査や他候補者との比較も含めた総合評価ですが、意識して観察すると参考になります。
- 面接で不採用になりやすいのは、嘘・ネガティブ発言・コミュニケーション不足など、職場に馴染めなさそうな印象を与える人
- 採用されやすい人は、明るく前向きで誠実、希望条件を正直に伝えられる人
- 面接中の反応(頷き・メモ・勤務開始日の確認など)は、採用側のサインとして読み取れる
- 見た目や服装、第一印象も評価の一部になる
- スキルよりも「長く続けられるか」「職場に馴染めるか」が重視される
採用側が安心する「受かるサイン」についてはこちら
👉【不安解消】介護面接の受かるサイン&不採用サイン|採用担当者が解説する安心の理由
介護職の面接の流れ

介護職の面接は、施設や訪問介護、パート・正社員などによって多少の違いはありますが、一般的には以下のような流れで進みます。
面接を理解しておくと、当日の緊張も和らぎ、準備すべきポイントが明確になります。
1. 書類選考
応募書類(履歴書・職務経歴書・資格証明など)をもとに、面接に進むかどうかが判断されます。

事業所によっては、面接時に履歴書持参のところもあります。
誠実さを示せる部分でもあるので、丁寧になるべくしっかり書き込むのがポイントです。
2. 面接
面接は主に「人柄」「コミュニケーション能力」「職場とのマッチング」を確認する場です。
- 自己紹介・志望動機:働きたい理由や目標を簡潔に伝える
- 経験・資格の確認:介護経験や資格を聞かれる
- 勤務条件の確認:勤務可能な曜日や時間、希望シフトの確認
- 逆質問:応募者からの質問もチェックされます

大事なのは、自分という人間に「特に問題がない」ということが伝わることです。
3. 採用決定
面接結果を総合的に判断し、採用可否が決まります。
小規模事業所では面接の印象が結果に直結することも多いため、当日の受け答えや雰囲気は重要です。
4. 採用通知・条件確認
- 合格の場合は勤務開始日や条件の最終確認
- 不採用の場合は書面や電話で通知されます
- 面接は「スキルや資格を評価する場」ではなく「長く働けるか」「職場に合うか」を確認する場と考える
- 面接前に希望条件を整理しておくと、自然に伝えやすい
- 面接中の雰囲気や言動から、自分も職場のフィーリングをチェックできる
訪問介護パートの面接についてはこちら
👉【経営者が解説】訪問介護パートの面接は少し違う!見られるポイントと働き方の実際
面接前に準備すべきこと

面接で合格率を上げるためには、事前の準備が非常に重要です。
資格や経験に自信があっても、準備不足だと実力が発揮できず、ミスマッチの印象を与えてしまうことがあります。
ここでは特に押さえておきたいポイントを解説します。
1. 履歴書・職務経歴書の準備
面接前に、まず応募書類を整えることが基本です。
履歴書や職務経歴書は、あなたの人柄や経歴を採用側に伝える最初の手段となります。
- 基本情報、資格、経験は正確に記入
- 空欄や曖昧な表現は避け、具体的に書く
- 記入内容と面接で話す内容を合わせる

履歴書は「あなたがどんな人か」を最初に伝える大切なツールです。
面接で補足できる部分もありますが、正確で丁寧に書くことは信頼感につながります。
2. 志望動機の整理
志望動機は、なぜこの仕事や職場を選んだのかを明確に伝えるための準備です。
面接官に「安心して任せられる人」と思ってもらうためにも具体性が重要です。
- なぜ介護職を選んだのか
- なぜこの職場で働きたいのか
- どんな働き方やキャリアを目指しているのか

志望動機は「働く意思」と「職場へのマッチ度」を伝える重要なポイントです。
具体性があるほど、採用側は安心します。
志望動機について詳しくはこちら
👉【履歴書とは違う】介護の面接で志望動機を聞かれたら?経営者が伝える話し方と例文
3. 服装・身だしなみの準備
第一印象は数秒で決まると言われます。
面接では服装や身だしなみも大きな評価ポイントです。
特に訪問介護やパート面接では、清潔感と落ち着いた印象が重要です。
- 男性はスーツや清潔感のある服装、女性も清潔感のある服装で
- 髪型・爪・靴なども清潔に
- 派手すぎず、落ち着いた印象を意識

パート勤務などの場合は必ずしもスーツ着用でなくてもいいケースもありますが、安心感を与えられる服装や身だしなみであることが大事です。
面接での服装について詳しくはこちら
👉絶対に避けたい!介護面接の服装NG例と好印象コーデのポイント
4. 面接練習
面接本番で実力を発揮するためには、事前の練習が効果的です。
声のトーンや話し方を意識するだけでも、印象は大きく変わります。
- 家族や友人に質問を投げてもらい、答える練習をする
- 声のトーンや表情、話すスピードも意識
- 想定質問を整理して答えを準備しておく

練習することで緊張を和らげ、自然な受け答えができるようになります。
面接は「人柄」を見られる場なので、準備で余裕を作ることが重要です。
- 履歴書・職務経歴書は正確に、丁寧に
- 志望動機は具体的に、職場に合った内容を
- 第一印象を整え、面接練習で落ち着いた受け答えを
面接で気をつけること

介護職の面接では、「スキル」よりも「人柄」や「誠実さ」が大切にされます。特に小さな事業所では、日々顔を合わせるチームメンバーとして「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるかどうかがポイントです。以下の点に注意することで、合格率をぐっと高められます。
1. 服装と身だしなみ
面接で第一印象を左右するのが服装や身だしなみです。
清潔感を意識するだけでも、安心感を与えられます。
- 男性:スーツまたはジャケット+シャツで清潔感を重視
- 女性:シンプルで落ち着いた服装(スーツやオフィスカジュアル)
- 髪型・爪・靴もチェックして清潔感を意識
- パートや訪問介護の面接では、必ずしもスーツでなくてもOK。清潔感のあるオフィスカジュアルで十分な場合も多いです

パート面接でスーツにこだわる必要はありません。
利用者さんに安心感を与える服装なら問題ありません。
面接での服装について詳しくはこちら
👉絶対に避けたい!介護面接の服装NG例と好印象コーデのポイント
2. マナー
面接での印象は服装だけでなく、態度や立ち振る舞いでも決まります。
基本的なマナーを丁寧に守ることで、採用側に安心感を与えられます。
- 挨拶は笑顔で、はっきりと声を出す
- 携帯電話の電源は切っておく
- 相手の目を見て話す

特別なことをする必要はありません。
基本的なマナーを丁寧に守れる人は、それだけで安心感を与えます。
3. 志望動機
志望動機は「なぜこの仕事・職場を選んだのか」を簡潔に伝えるポイントです。
正直で誠実な理由が最も響きます。
- 「介護に関心を持ったきっかけ」を具体的に話す
- 「なぜこの事業所を選んだのか」を伝える
- 無理に立派な理由を作る必要はなく、「家庭と両立できる働き方をしたい」など正直な動機でもOK

作り話のような志望動機は逆効果です。シンプルでも誠実さが伝わる理由が一番響きます。
志望動機について詳しくはこちら
👉【履歴書とは違う】介護の面接で志望動機を聞かれたら?経営者が伝える話し方と例文
4. 質問への答え方
面接では、質問に対してどのように答えるかも重要です。
丁寧かつ正直に答えることが信頼につながります。
- 短くまとめて、丁寧に答える
- 分からない質問は素直に「勉強中ですが頑張りたい」と伝える
- 嘘や誇張は避ける

面接官は「正直に話せる人か」を見ています。
分からないことを正直に言える人は、逆に信頼されやすいです。
質問について詳しくはこちら
👉【必ず聞かれる】介護面接10の質問と答え方|面接官が見ているポイントと対策
5. コミュニケーションと雰囲気
面接は答えの正解を競う場ではなく、人柄を見てもらう場です。
柔らかい雰囲気や聞く姿勢で、安心感を伝えましょう。
- 笑顔を意識し、柔らかい表情で話す
- 相手の話をよく聞き、うなずきや相槌で反応する
- 無理に明るく振る舞わなくても、「一緒に働きやすそう」という印象を与えることが大切

コミュニケーションでは、たくさんのことを話すよりも相手の意図を汲み取る力が大事です。
- 服装・マナーで第一印象を整える
- 志望動機はシンプルでも誠実に
- 質問は正直に、雰囲気は安心感を重視
面接でやってはいけないNG発言・行動

介護職の面接で一番避けたいのは、信頼を失うような発言や態度です。スキルや経験があっても、ここでマイナス印象を与えてしまうと不採用につながります。特に以下のポイントには注意しましょう。
嘘をつく(働ける日数や資格を誤魔化す)
面接で嘘をつくと、採用されたとしても信頼関係にひびが入り、関係性が悪くなってしまいます。
正直に話すことが最も安心感につながります。
- 実際よりも多く働けるように見せかける
- 資格や経験を誇張して話す

私の経験では「たくさん働ける」という話だったのが、実際には週1日しか来られなかった…というケースもありました。
こうしたズレは信頼を失い、結果、働きにくくなってしまいます。
ネガティブな転職理由ばかり話す
退職理由をネガティブに話すと、採用側に「同じことを繰り返すのでは?」と不安を与えてしまいます。
前向きな表現に変えることがポイントです。
- 「前の職場がきつくて…」
- 「人間関係が悪かったから…」

退職理由を話すときは、「前職では合わなかったが、この職場なら続けられる」と前向きに伝えるのが安心感につながります。
前職や他施設の悪口を言う
面接では他者の批判や悪口は避けましょう。チームに馴染めるかどうかを判断する場で、悪口は大きなマイナス評価になります。
- 上司や同僚の悪口
- 他施設の批判

面接官は「チームに馴染めるか」を見ています。
悪口はそれを真っ先に壊してしまうサインです。
- 嘘をつくのは絶対NG
- 転職理由は「不満」より「改善したい気持ち」で伝える
- 悪口は信用を大きく下げる
面接で落ちる人の特徴について詳しくはこちら
👉介護の面接で落ちる人の特徴とは?採用担当者が語る本音と合格のコツ
介護職の面接は誰でも受かる?

介護業界は人手不足が続いており、採用ハードルが低めに感じられるかもしれません。ですが「誰でも受かる」わけではありません。
- 人柄やコミュニケーション能力
- 無理のない勤務条件
- 職場との相性
これらが合えば採用されやすいのは事実です。

私自身も人材は欲しいですが、「合わない人を入れてすぐ辞められる」のが一番困ります。
だからこそ「続けられるか」を重視しています。
年齢は不利になる?
介護職は年齢層が幅広く、40代・50代から始める方も多い仕事です。若さよりも 体力・柔軟さ・誠実さ が評価されます。
- 体力があることをアピール
- 学び続ける姿勢を示す
- 利用者とのコミュニケーション力を強調

特に訪問介護では、65歳以上で活躍している人も多くいらっしゃいます!
50代、60代からの介護職についてはこちら
👉【介護職 60代未経験】仕事は覚えられない?不安を“ちょうどいい働き方”で乗り越える
👉【50代未経験】介護職で「仕事が覚えられない」不安を乗り越える方法
正社員とパートで違いはある?
正社員採用では、勤務時間の柔軟さや長期的な働き方が重視されやすいです。
パート採用では、勤務可能な曜日・時間帯が合えば採用されやすい傾向があります。

パート面接の場合は「無理なく続けられるシフト」を正直に伝えてもらうのが一番です。
面接は書類より重要?筆記試験はある?
介護職の採用では、面接が最も重視されるケースが多いです。書類は「最低限の確認」に過ぎず、最終判断は人柄や雰囲気で決まることがほとんどです。
- 大規模施設:適性検査や簡単な筆記試験がある場合もある
- 小規模事業所:面接一本で決まることが多い

私の事業所では筆記試験はありません。
人柄や続けられるかどうかを直接見たいからです。
- 面接は「誰でも受かる」わけではないが、条件が合えば採用されやすい
- 年齢より「体力・柔軟性・誠実さ」が大事
- 正社員とパートでは評価ポイントが違う
- 書類より面接重視、筆記試験は一部の施設だけ
経営者視点での体験談・実例

ここからは、私が実際に面接をしてきた中で印象的だったケースをご紹介します。合否がどう分かれたのかを知ることで、ご自身の面接準備にも役立ててください。
採用した人の例
⚫︎50代・未経験・主婦の方
「子育ても一段落したので、地域に貢献できる仕事をしたい」と応募。介護資格は取り立てでしたが、明るく丁寧な受け答えで「続けられそう」と感じ採用。

未経験でも誠実さや前向きさがあれば、十分に採用につながります。
⚫︎30代・パート希望の男性
週3日の短時間勤務を希望。シフトの希望が明確で、無理のない働き方がイメージできたため採用。

「どれくらい働けるか」を正直に伝えることが、結果的に強みになります。
採用側が安心する「受かるサイン」についてはこちら
👉【不安解消】介護面接の受かるサイン&不採用サイン|採用担当者が解説する安心の理由
不採用にした人の例
⚫︎「たくさん働けます!」と言っていたが、詳しく聞くと週1日しか出られない人
表面上は積極的に見えましたが、話の整合性が取れず不採用。

信頼を損なうのは致命的です。
無理に良く見せようとする嘘は、必ずどこかで矛盾が出ます。
⚫︎前職の愚痴を延々と話す人
「上司が嫌だった」「人間関係が最悪で…」と他責でネガティブな話が多く、こちらとしては「うちでも同じことを言うのでは」と懸念が残り不採用。

「面倒な人」と認定されてしまうともったいないです。
面接で落ちる人の特徴について詳しくはこちら
👉介護の面接で落ちる人の特徴とは?採用担当者が語る本音と合格のコツ
なぜ合否が分かれたのか
面接の結果は、資格や経験の有無だけで決まるわけではありません。合否は主に人柄や態度、勤務条件の現実性によって左右されます。
- 採用につながった人 → 誠実・前向き・無理のない勤務条件
- 不採用になった人 → 嘘・ネガティブ・悪口

面接で大事なのは「完璧な答え」ではなく「一緒に働けそう」と思えるかどうか。
その差が合否を分けます。
まとめ:面接官に安心してもらおう

介護職の面接で最も大切なのは、資格やスキルだけでなく、面接官に「この人なら特に問題なく働けそうだ」と思ってもらえることです。
- 嘘やネガティブ発言はマイナス評価になる
- 誠実さ・前向きさ・勤務条件の具体性はプラスに働く
- 服装やマナーは常識的であれば安心感を与えられる

私の経験では、特別に完璧な答えを出す必要はありません。
安心して任せられるかどうかが一番のポイントです。
一つひとつ準備を重ねることで、「安心して一緒に働ける」と思ってもらえる面接に近づけます。
また、介護の中でも 訪問介護パート は柔軟に働けるため、特に採用されやすい選択肢です。家庭と両立したい方や自分のペースで働きたい方にも向いています。
訪問介護の働き方に興味がある方は「訪問介護パートでの働き方」の記事をご覧ください。

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訪問介護で働くには初任者研修資格が必要です

- 訪問介護パートは柔軟に働けるため、特におすすめの選択肢
- 面接官に安心感を与えることが最大の目的
- 嘘やネガティブ発言は避け、誠実さと前向きさを示す
- 見た目・マナー・話し方など、基本を押さえて「この人なら大丈夫」と思ってもらう