介護職の面接は、資格や経験だけで合否が決まるわけではありません。
採用側が本当に見ているのは、「この人と一緒に安心して働けるか」という人柄や協調性、継続して働けるかどうかです。
介護の現場ではチームワークが不可欠であり、利用者さんや同僚、家族と関わる場面も多くあります。そのため、面接ではスキルや資格以上に誠実さや前向きさ、柔軟性が重視されます。
この記事では、介護面接で必ず聞かれる10の質問をピックアップし、それぞれの答え方・面接官の意図・注意点を分かりやすく解説します。
また、筆者は実際に訪問介護事業所を経営しており、採用の現場でどのポイントを重視しているかの経験談も交えています。
この記事を読むことで、面接に臨む前の心構えや準備のコツが理解でき、初めての方でも自信を持って面接に臨めるようになります。
「資格はあるけど面接は不安」という方も、この記事で合格率を上げるための具体的な対策を確認してみてください。
介護面接のレベル感と心構え

介護の面接に臨むにあたっては、まず「どの程度のレベルか」を理解しておくことが大切です。
さらに、面接官が質問を通して何を知ろうとしているのかを把握しておけば、準備の方向性が明確になり、自信を持って臨めます。
介護の面接はゆるくない―見られるポイントは?
介護業界は人手不足が続いているため「誰でも受かる」と思われがちですが、実際の面接はそう単純ではありません。
介護の仕事では、利用者の安全を守ること、現場のチームワーク、長く働けるかどうか、が欠かせないからです。
そのため、経験や資格の有無よりも「安心して仕事を任せられる人かどうか」を面接でしっかりと見極めようとします。
裏を返せば、このポイントを意識して受け答えできれば、合格に近づくことができます。
介護の面接で目指すべき受け答えのポイント
面接官が本当に知りたいのは、次の3点です。
- 利用者を安全に支援できるか(=仕事をいい加減にせず、責任感を持てるか)
- 周囲のスタッフと協力できるか
- 長く働ける意欲があるか
応募者としては、この3つを意識して受け答えを準備しておくことが、合格への近道です。
たとえば、服装やマナーをきちんと整えるだけでも「仕事を任せても安心できる人」という印象につながります。
さらに、「人と接するときに心がけていること」や「前職でのチームワーク経験」を、自分の言葉で具体的に語れると、信頼感や誠実さをアピールできます。
この視点を持って準備しておけば、不安に振り回されず、自信を持って面接に臨めるでしょう。
ここからは、筆者自身が採用担当者として感じているリアルな視点をお伝えします。
私は訪問介護事業所を経営していて、これまでたくさんの面接を担当してきました。
正直に言うと、介護の仕事に向いていない人や、配慮が足りない人を採用してしまうと、利用者とのトラブルや職場の不和が起きやすく、現場で仕事を任せるのがとても大変になります。
だからこそ、採用には慎重にならざるを得ません。
でも、完璧である必要はありません。
「今はできなくても、どうすればできるようになるか自分で考えて行動できる」という姿勢が見えれば、私たちは安心して採用できます。
面接で大切なのは、「利用者の安全」「協調性」「長く働く意欲」に加え、前向きに成長しようとする気持ちです。
このことを意識して準備すれば、応募者の皆さんも緊張せず、自信を持って面接に臨めるはずです。
面接で落ちる人の特徴はこちら
👉介護の面接で落ちる人の特徴とは?採用担当者が語る本音と合格のコツ
【必ず聞かれる】介護面接10の質問と答え方

1. 志望動機(なぜ介護職を選んだか)
面接官からの質問
「なぜ介護職を志望したのですか?」
面接官の意図
- 志望の熱意や誠実さを確認
- 職場とのマッチングを見極める
回答例(結論ファースト)

前職で高齢者と関わる機会が多く、より深くサポートしたいと考え介護職を志望しました。
御社では〇〇に力を入れていると伺い、自分の経験やスキルを活かせると思い応募いたしました。

地域の高齢者の生活を支えたいと思い、介護職を志望しました。
御社の訪問介護サービスは利用者との距離が近く、丁寧にサポートしていると聞き、私もその一員として貢献できると感じ応募しました。
ポイント
- 志望動機は具体的に述べる
- 「なぜこの職場か」まで伝えると、熱意とマッチ度が伝わる
- 結論を先に述べ、理由や具体例を簡潔に添える
NG回答例
- 「給料や休みが良さそうだからです。」
- 「介護は誰でもできそうだから挑戦しました。」
これらの回答は、応募者が仕事に対してどれだけ責任感や熱意を持っているかが伝わらず、面接官に「任せられる人か」を判断させにくくなります。
給料や簡単さを理由にすることで、利用者への配慮や職場への貢献意欲が欠けている印象を与え、採用評価を下げてしまいます。
志望動機について詳しくはこちら
👉【履歴書とは違う】介護の面接で志望動機を聞かれたら?経営者が伝える話し方と例文
2. これまでの介護経験
面接官からの質問
「これまでどのような介護経験がありますか?」
「前職で担当した業務や経験を教えてください」
面接官の意図
- 実務経験の有無やスキルレベルを確認
- 即戦力として活躍できるか、業務の理解度を把握
回答例

前職ではデイサービスで高齢者の入浴・食事・移動の介助を担当していました。利用者の体調変化に気を配り、必要に応じてスタッフと連携しながら対応してきました。

訪問介護の現場で、生活援助や身体介助のほか、家族との連絡・報告も行っていました。利用者ごとの状況に合わせて安全に配慮しつつ、効率的に業務を進めていました。
ポイント
- 自分が担当した具体的な業務内容を簡潔に述べる
- 利用者への配慮やチームでの連携も加えると好印象
- 経験が浅い場合は「学んだこと」や「意欲」を補足して伝える
NG回答例
- 「特にありません」
- 「とにかく指示されたことをやっていました」
経験を具体的に話せないと、実務能力や判断力が不十分に見えます。
単に指示をこなしていたという答えでは、現場で自立して対応できるか疑問視され、採用評価が下がる可能性があります。
経験が少なくても、学んだことや工夫した点を具体的に伝えることが大切です。
3. 資格やスキルについて
面接官からの質問
「介護職としての資格やスキルは何をお持ちですか?」
「どのようなスキルに自信がありますか?」
面接官の意図
- 即戦力として活かせる資格・スキルを把握
- 現場で対応可能な業務範囲や専門性を確認
回答例

介護職員初任者研修を修了しており、入浴・食事・排泄の介助や生活援助が対応可能です。また、レクリエーションの企画にも挑戦した経験があります。

実務者研修を修了しており、訪問介護では身体介助や生活援助のほか、利用者の体調変化を観察して報告するスキルに自信があります。
ポイント
- 取得資格やスキルを具体的に明示する
- 実務経験と関連付けると説得力が増す
- 特定のスキルに自信がある場合は具体例を添える
NG回答例
- 「資格はありません」
- 「とくに得意なスキルはないです」
これらは、資格やスキルがないことや自信がないことをそのまま伝えてしまう回答です。面接官には「現場で即戦力として活躍できるか不安」という印象を与えてしまい、合格可能性が低くなります。
4. 自己PR(強み・性格)
面接官からの質問
「あなたの強みや性格を教えてください」
「職場でどのようにチームに貢献できますか?」
面接官の意図
- 応募者の性格や人柄を把握
- チームで協力できるか、現場に適応できるかを見極める
回答例

私の強みは、相手の立場に立って考えられる点です。
前職でも、利用者や同僚の状況を考えたサポートを心がけてきました。
御社でもチームの一員として、協力しながら仕事を進めていきたいと思います。

私の長所は粘り強さです。
介護現場では困難な状況もありますが、投げ出さずに解決策を考え、チームと共有してきました。
御社でもこの強みを活かして、安心して任せてもらえる存在になりたいです。
ポイント
- 自分の強みを簡潔に伝える
- 強みが介護現場でどう活かせるか、具体的に言う
- 協調性やチームでの働き方をアピールすると好印象
NG回答例
- 「特にありません」
- 「私は一匹狼タイプで、自分のペースで働きたいです」
このような回答は、自分の強みを示していないだけでなく、協調性に欠ける印象を与えます。その結果、現場でチームに馴染めるか、仕事を任せられるかどうかに不安を持たれてしまいます。
5. 弱みや課題への対応
面接官からの質問
「あなたの弱みや課題は何ですか?」
「それを克服するためにどんな工夫をしていますか?」
面接官の意図
- 自己理解ができているかを確認する
- 弱みを放置せず改善しようとする姿勢を見る
回答例

人前で話すのが少し苦手ですが、利用者やご家族に伝わりやすいように、事前に伝える内容を整理する工夫をしています。

新しいことに取り組むときに時間がかかることがあります。
ただ、一度覚えると継続して確実にできるのが自分の強みでもあるので、最初に丁寧に学ぶことを心がけています。
ポイント
- 弱みを正直に伝える(ただし致命的なものは避ける)
- 必ず「改善の工夫」や「前向きな姿勢」をセットで伝える
- 弱みを逆に強みにもつなげられると好印象
NG回答例
- 「特にありません」
- 「時間や約束を守るのが苦手です」
「特にない」と答えると、自己理解が浅いと見なされます。
また、時間管理や約束に関わる弱みは信頼性に直結するため、介護職ではマイナス評価になりやすいです。
「弱みそのもの」よりも「どう向き合っているか」が評価されます。
6. チームでの協力経験
面接官からの質問
「これまでにチームで協力して働いた経験を教えてください」
「職場でどのように周囲と協力していけると思いますか?」
面接官の意図
- 介護現場はチームワークが欠かせないため、協調性を確認する
- 自分の役割を理解し、他者と連携できるかを見極める
回答例

前職では新人教育を任されることがあり、他のスタッフと連携して業務を分担しました。
お互いに得意な部分を補い合うことで、スムーズに業務を進められました。

学生時代の部活動で、チームメンバーの意見をまとめながら役割分担を行いました。
その経験を活かし、介護現場でも周囲と協力して利用者さんを支えたいと考えています。
ポイント
- 職歴がなくても、学校・アルバイト・ボランティア経験から事例を出せばOK
- 「自分の役割を果たした」「相手を尊重した」など協調性が伝わるエピソードを入れる
- 「協力して成果を出せた」という流れでまとめると説得力が増す
NG回答例
- 「特に協力した経験はありません」
- 「人と関わるよりも一人で仕事をするほうが得意です」
介護は一人で完結しない仕事のため、協力経験が「ない」と答えると適性を疑われます。
また「一人でやりたい」という姿勢は、チームでの信頼関係を築きにくい印象を与えます。
「チームで協力する姿勢があるか」を見せるのがカギです。
7. 勤務可能な日数・時間帯
面接官からの質問
「週にどのくらい勤務できますか?」
「夜勤や土日勤務は可能ですか?」
面接官の意図
- シフトの調整が可能かどうかを確認するため
- 応募者の生活スタイルと職場のニーズがマッチするかを判断する
回答例

週に4日程度、平日の午前中を中心に勤務可能です。
家庭の事情で夜勤はできませんが、土曜の午前なら出勤できます。

フルタイムで勤務を希望しています。
シフトにも柔軟に対応できるので、必要に応じて夜勤や休日勤務も可能です。
ポイント
- 「どのくらい働けるか」を結論から明確に答える
- 難しい条件があれば正直に伝えつつ、代替案や柔軟性を示す
- 「協力したい姿勢」を見せることで好印象につながる
NG回答例
- 「シフトは特に考えていません。とりあえず出られるときに出ます。」
- 「できるだけ短い時間だけで、夜勤や休日は絶対に無理です。」
曖昧な答えは「予定が立てにくい人」という印象を与え、採用側が不安を感じます。
また「できません」ばかり強調すると、協力する姿勢が伝わらずマイナス評価につながります。
「正直さ」と「協力姿勢」のバランスが大切です。
8. 夜勤や残業への対応
面接官からの質問
「夜勤は可能ですか?」
「残業が発生した場合、対応できますか?」
面接官の意図
- 応募者の勤務条件と現場のシフト体制が合うか確認したい
- 応募者の柔軟性や協力姿勢を見極めたい
回答例

家庭の事情で夜勤は難しいですが、その分日勤や休日勤務で貢献できるよう調整します。

夜勤も可能です。慣れるまで体調管理を心がけながら取り組みたいと思っています。

残業については、突発的な対応が必要な場合には協力させていただきます。
ポイント
- できる・できないを明確に伝える
- 難しい場合は「その分こう貢献できる」という代替案を添える
- 体調管理や協力姿勢を示すと好印象につながる
NG回答例
- 「夜勤は絶対に無理です。残業も一切できません。」
- 「考えたことがないので、わかりません。」
頭ごなしに「無理」と言うと、協調性や柔軟性がないと受け取られがちです。
また「わからない」という答えは、働く姿勢が不明確で消極的に見えてしまいます。
この質問は 体調や家庭事情に直結するため無理は禁物。
ただし、断る場合も「代替案」や「協力できる範囲」を示すのが鍵です。
9. 応募理由(なぜこの施設・事業所か)
面接官からの質問
「数ある施設の中で、なぜ当事業所を選んだのですか?」
「他の職場ではなく、ここで働きたい理由を教えてください。」
面接官の意図
- 本当にここで働きたいという熱意があるか
- 職場の方針や特徴を理解して応募しているか
- ミスマッチを防ぎたい
回答例

地域に根ざした支援を重視されている点に共感しました。
私もこれまで地域の高齢者と関わる経験があり、同じ思いで働きたいと考え応募しました。

御社が取り組まれている〇〇のサービスに関心を持ちました。
これまでの経験を活かしながら学び続け、利用者様に安心していただける支援をしていきたいと思っています。
ポイント
- 「なぜこの施設なのか」を具体的に述べる
- ホームページや説明会で知った特徴に触れると説得力が増す
- 自分の経験や価値観と結びつけると熱意が伝わる
NG回答例
- 「家から近いからです。」
- 「どこでもよかったのですが、募集していたので応募しました。」
通勤距離や募集状況だけを理由にすると、「ここで働きたい」という熱意が感じられず、ミスマッチにつながる恐れがあります。施設の特徴や方針を理解したうえでの応募理由を伝えることが大切です。
「施設の特徴」+「自分の経験・思い」 の組み合わせで答えると強いです。
10. 将来の目標・キャリアプラン
面接官からの質問
「介護職として、将来どのように成長していきたいですか?」
「この仕事を通じて、どんな目標を持っていますか?」
面接官の意図
- 長期的に働く意欲があるかを確認
- キャリアに対する前向きな姿勢を知りたい
- 施設の方針や人材育成とマッチしているかを見極めたい
回答例

まずは基本的な介護スキルをしっかり身につけ、利用者様に安心していただける支援ができるようになりたいです。
将来的には実務者研修や介護福祉士の資格取得を目指し、より専門的に貢献できるようになりたいと考えています。

現場での経験を重ねながら、後輩に指導できるような立場を目指したいです。
そのためにも日々の業務で学びを深め、チームの一員として成長していきたいと思っています。
ポイント
- 「まずは目の前のことを一生懸命に」という短期目標と、「資格取得やキャリアアップ」という中長期目標を組み合わせると好印象
- 成長意欲を伝えるだけでなく、利用者やチームへの貢献に結びつけて語るのが大切
- 大きな夢でなくても、「続ける意欲」と「学ぶ姿勢」を示せれば十分
NG回答例
- 「特に目標はありません。」
- 「できれば介護は一時的な仕事で、将来的には別のことを考えています。」
目標がない・別の仕事を考えていると伝えると、「長く働けないのでは」と判断されやすいです。
明確なキャリアプランでなくても、「スキルを身につけたい」「資格を取りたい」といった前向きな姿勢を示すことが重要です。
面接で受かるサインについてはこちら
👉【不安解消】介護面接の受かるサイン&不採用サイン|採用担当者が解説する安心の理由
面接で差がつくポイント

面接のマナー
面接では、挨拶・姿勢・表情・清潔感といった基本的なマナーが第一印象を大きく左右します。
特に介護職では「この人に利用者を任せても安心か」という視点で見られるため、明るく丁寧な態度を心がけましょう。
面接での服装について詳しくはこちら
👉絶対に避けたい!介護面接の服装NG例と好印象コーデのポイント
面接の流れ
介護職の採用は、一般的に以下の流れで進みます。
- 書類選考(履歴書や職務経歴書で基本情報を確認)
- 面接(志望動機や人柄を質問・逆質問を含む)
- 採用決定
事前に流れを把握しておくことで、落ち着いて臨むことができます。
NG回答・避けるべき発言
面接では、以下のような発言はマイナス評価につながります。
- 嘘や誇張
- ネガティブな発言
- 前職や同僚の悪口
正直さや誠実さが評価される仕事だからこそ、素直かつ前向きに伝える姿勢が重要です。
逆質問のコツ
面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれることがあります。
その際は、待遇や休日だけを聞くのではなく、次のような前向きな質問をすると好印象です。
- 「この事業所で特に大切にしている介護方針を教えていただけますか?」
- 「入職後はどのような形で業務を覚えていけるでしょうか?」
「ここで長く働きたい」「どう貢献できるかを考えている」という熱意を示すことが、合格への大きな後押しになります。
逆質問について詳しくはこちら
面接前の事前準備

介護職の面接では、当日の受け答えだけでなく、事前の準備が合否を左右します。基本を押さえて臨みましょう。
履歴書・職務経歴書
- 正確かつ具体的に記入する
- 空欄や誤字脱字はNG
- 面接で「補足できる余地」を残しておくと会話が広がりやすい
志望動機の整理
- 「なぜ介護職か」「なぜこの職場か」を明確に
- 抽象的な表現ではなく、自分の経験や考えに基づいた具体的・誠実な理由を用意する
志望動機について詳しくはこちら
👉【履歴書とは違う】介護の面接で志望動機を聞かれたら?経営者が伝える話し方と例文
面接練習
- よく聞かれる質問を想定して答えを練習する
- 録音・録画して「声のトーン」「表情」「話すスピード」をチェックすると効果的
- 本番は、結論を先に簡潔に話すことを意識
服装・身だしなみ
- スーツでなくても、清潔感と落ち着いた印象を与える服装を選ぶ
- 髪・爪・靴の清潔感もチェックされている
- パートや訪問介護の面接でも、「安心して利用者宅に行ける人」に見えることが大切

事前準備をしっかりしておけば、当日も落ち着いて話せます。
特に介護職は「誠実さ」「安心感」を伝えることが何より重要です。
面接での服装について詳しくはこちら
👉絶対に避けたい!介護面接の服装NG例と好印象コーデのポイント
まとめ|丁寧な準備が合格への道

介護職の面接で最も大切なのは、資格や経験以上に 「この人なら安心して任せられる」 と感じてもらうことです。
- 嘘や誇張、ネガティブな発言はマイナス評価につながる
- 誠実さ・前向きさ・勤務条件の具体性 をしっかり伝えることが重要
- 回答は「結論ファースト」で、簡潔に数字や具体例を交えて話すと効果的
面接官は「利用者の安全」「チームワーク」「長く働けるか」という観点で見ています。
事前準備をしっかり行い、安心感と信頼感を与えられる受け答えを心がければ、合格に近づけるでしょう。
その他の面接の対策についてはこちら
👉【介護職の面接対策完全ガイド】経営者が教える服装・質問・合格率アップのコツ
【次の一歩】あなたに合った介護の働き方を見つけましょう

面接の準備が整ったら、
次は「自分に合った介護の働き方」を考えてみましょう。
介護の仕事には、ライフスタイルに合わせたさまざまな選択肢があります。
① 訪問介護パートという選択肢を知る
家庭や子育て、副業と両立しながら働きたい方には、訪問介護パートがぴったりです。
利用者さんと1対1でじっくり関われるため、やりがいを感じやすく、自分のペースで柔軟な働き方ができます。
訪問介護では 「介護職員初任者研修」以上の資格が必要になりますが、その分利用者さんから信頼され、安定して働ける環境が整っています。
訪問介護パートの面接についてはこちら
👉【経営者が解説】訪問介護パートの面接は少し違う!見られるポイントと働き方の実際
👉 訪問介護パートの求人を探す(ジョブメドレー・PR)※訪問介護パートに強い求人サイト。希望条件で探せます。
② 資格を取ってキャリアアップ
「これから介護の仕事を始めたい」「訪問介護にも挑戦してみたい」という方は、まず 介護職員初任者研修の取得からスタートしましょう。
未経験から受講でき、訪問介護・施設介護どちらにも役立つ基本資格です。
(実務者研修・介護福祉士を目指す方も、まずは初任者研修からのステップアップがおすすめです)
③ 自分らしい働き方をデザインする
短時間勤務や副業との組み合わせなど、介護の働き方は一つではありません。
あなたの生活リズムや将来設計に合わせて、無理なく続けられる形を探してみてください。
🌸 訪問介護パートという働き方を知る
🌸 訪問介護パート×副業で働く方法はこちら

介護の仕事は、人の生活を支えるだけでなく、働く人自身の“生き方”にも寄り添ってくれる仕事です。
家庭や生活を大切にしながら、あなたらしい働き方を見つけてください。