訪問介護の仕事に興味はあるけれど、
「自分にできるかな?」「現場で何かあったらどうしよう…」と不安を感じていませんか?
訪問介護は1対1で向き合う仕事だからこそ、責任感も大きく、はじめは不安に思うのが当然です。
でも、実はどの不安にも“乗り越え方”があります。
この記事では、訪問介護歴20年以上の私が、現場でよく聞かれる不安や疑問とその解消法を、実体験をもとにお伝えします。
不安①:「ご利用者様とうまくやっていけるか心配です」
訪問介護では、ご利用者様と1対1で接します。
「合わなかったらどうしよう」「話が続かなかったら…」と心配される方も多いです。
▶ 解消のヒント
- 無理に盛り上げようとしなくても大丈夫。
相手に関心を持ち、丁寧に話を聞く姿勢があれば十分です。 - どうしても相性が合わない場合は、事業所に相談を。
訪問先の見直しや交代が行われることもありますよ。

長く働くにつれて、無理に”装う”ことは減りました。その方がお互いに楽なんだと思います。
それぞれのタイプによるので、あくまで”私の場合”ですが、
いろいろ試してきましたが、今では「半分以上はあいづち」という感じに落ち着いています。
不安②:「緊急時にうまく対応できるか不安です」
急な体調不良や、インターホンに応答がないといった緊急事態に出くわす可能性もあります。
▶ 解消のヒント
- 訪問介護では医療行為は行いません。
求められるのは「状況の把握」と「速やかな連絡」です。 - あらかじめ緊急時の対応方法を確認しておくと、焦らずに済みますよ。

誰だって緊急時は焦るのですが、
できることは「事前に確認しておく」ということですね。
不安③:「介護の知識が足りないのでは…」
専門知識が必要そうで、自信が持てない方も多いです。
▶ 解消のヒント
- 初任者研修などの資格があれば、実務未経験でもOK。
- 実際の現場では「同行訪問」で丁寧に教えてもらえます。
最初はできる範囲で学びながらで大丈夫ですよ。

実際のところ、現場で経験して初めて実感として分かってくることも多いと思います。
並行して知識も付けていけばバッチリですね!
不安④:「時間通りに動けるか不安です」
訪問介護では、訪問先への移動時間やサービス提供時間を守る必要があります。
▶ 解消のヒント
- 最初は短時間の勤務から始めると、時間配分にも慣れていきやすいです。
- ルートやスケジュール管理のコツは、先輩ヘルパーからアドバイスがもらえますよ。

私の事業所では、自転車を漕ぐスピードも、人によってずいぶん違うので、
それぞれのヘルパーさんに合わせて、無理のないスケジュールに調整しています。
不安⑤:「自分に向いているか分かりません」
訪問介護はやりがいがある仕事と聞いても、「自分に向いているのかどうか…」と不安になる方は少なくありません。
▶ 解消のヒント
- 実際に働いてみないとわからない部分もありますよ。
まずは短時間勤務やパートから始めるのがおすすめ。 - 完璧を目指さず「少しずつ慣れていく」という気持ちが大切です。

仮に「向いていなかった」としても、そのことを自分で理解することは、人生にとって大きな収穫です。
次から別の選択肢を選べますからね!
興味があることは、どんどんやってみて良いんじゃないでしょうか。
まとめ
訪問介護の仕事には、最初は不安がつきものです。
ですが、その不安の多くにはきちんとした「対処法」があります。
最初は誰でも初心者。
一歩ずつ経験を重ねていくことで、気がつけば自信を持って働けるようになります。

「不安を感じられる」ということは、真剣に仕事に向き合おうとしている証拠です!
この記事が、あなたの一歩を後押しするきっかけになれば幸いです。