訪問介護パートの1日ってどんな感じ?3つの働き方パターンで解説

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訪問介護の仕事は、他の職種と比べても自由度が高く、自分のライフスタイルに合わせて働き方を柔軟に選べるのが大きな特徴です。
しかしその一方で、「実際にどんな1日になるの?」「どれくらい働くのが一般的なの?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

この記事では、訪問介護パートとして働く1日の流れを、代表的な3つのパターンに分けてご紹介します。
もちろん、働き方は人それぞれ。ライフスタイルや希望に合わせて、自由にカスタマイズできるのも訪問介護の魅力のひとつです。あなたに合った働き方を考えるヒントになれば幸いです。

訪問介護パートの1日の流れ|3つの働き方パターンをご紹介

訪問介護の仕事は、勤務時間や働き方が比較的自由であることが特徴です。
そのため、同じ「訪問介護パート」と言っても、働き方は人によってさまざまです。

ここでは、代表的な3つの働き方を例に、1日の流れを簡単にご紹介します。
ご自身がどのパターンに近いか、あるいはどんな働き方ができそうか、イメージする参考になればと思います。

パターン①:朝から夕方までしっかり働くフルタイム型

<ある1日のスケジュール>

6:30 起床・朝の支度
8:00 1件目の訪問スタート
10:00 2件目の訪問
12:00 昼休憩
13:30 3件目の訪問
15:00 4件目の訪問
16:30 5件目の訪問
18:00 業務終了・帰宅

ある1日の実際の様子

🕕 6:30 起床・朝の支度

アラームで目を覚まし、簡単に朝食を済ませて身支度。服装はいつもの動きやすいケアウェアに、名札を忘れず装着。天気は晴れ。スケジュールアプリで今日の訪問先を確認し、必要な書類をバッグに入れて家を出発。


🚲 8:00 1件目の訪問(身体介護・30分)

1件目はAさん(80代・要介護2)のご自宅。朝の洗顔介助と整容、服薬確認がメインの内容。
笑顔で「おはようございます」と声をかけると、Aさんは少し眠たそう。洗面所までゆっくり誘導し、顔を拭いたり歯磨きをサポート。最後にお薬を一緒に確認して服用してもらい、トイレも声かけして済ませた。

玄関先でタブレットを取り出し、記録を3分で入力。内容を確認して終了。


🚲 10:00 2件目の訪問(生活援助・30分)

2件目はBさん宅(70代・独居、要支援1)。主に掃除とゴミ出しが依頼内容。
「今日はお天気いいですね〜」と会話しながら、掃除機をかけ、台所の水拭きも入念に。冷蔵庫の野菜が傷んでいたので「これは処分していいですか?」と確認。快く承諾してもらい、賞味期限切れのものも一緒に処分。
最後にゴミを出して、記録入力を済ませて退室。


🍱 12:00 昼休憩(自宅近くのスーパーで)

3件目の訪問までは1時間ほど空いているので、近くのスーパーのイートインスペースで昼食。持参したおにぎりとお茶をゆっくり食べて、午後の訪問に備えてメモを見直す。少し足を伸ばしてトイレ休憩と買い物も済ませた。


🚲 13:30 3件目の訪問(身体介護・60分)

Cさん(要介護3・90代)の訪問。入浴介助がある日。着脱介助→シャワー→洗髪→清拭→再着衣の流れをゆっくり丁寧にサポート。
その後、ベッドに座ってもらいながら、軽く水分補給の介助。
「ありがとう、気持ちよかったわ」と言われ、こちらもほっとする。洗面所を軽く片付けて、排泄の記録と水分摂取の内容を記載して終了。


🚲 15:00 4件目の訪問(身体介護+生活援助・60分)

4件目はDさん(80代・認知症軽度)のご自宅。訪問時に表情が少しぼんやりしていて、いつもより反応が鈍い様子に違和感を覚える。
「今日はちょっと元気ないですね」と声をかけると、「なんか頭がポーッとして…」との返事。

念のため体温と脈を確認。異常はなかったが、記録と一緒に事業所へ連絡を入れて、所長にも共有。対応方針を確認してから、予定どおりの介助(トイレ、更衣、食事の準備)を行い、終了。


🚲 16:30 5件目の訪問(身体介護+生活援助・90分)

5件目はEさん宅(80代・要介護2・一人暮らし)。この日は夕食の調理と、整容・更衣の身体介護が組み合わされた内容です。

まずは利用者に体調確認しつつ、「今日はいつものお味噌汁と魚を焼こうかと思いますが、大丈夫ですか?」とお声がけ。了承を得た後、冷蔵庫を確認して、不足分の買い物代行へ。近くのスーパーで鮭とほうれん草を購入(往復15分程度)。

戻ってすぐに調理開始。
・ごはんは炊飯器で炊けていたので、
・鮭をグリルで焼きつつ、
・味噌汁を温め直し、
・ほうれん草をさっとおひたしに。

盛り付けて配膳したあと、利用者が座りやすいよう椅子を調整し、おしぼりの準備・食前薬の確認も行う。

食事前にトイレ誘導と整容を実施。入れ歯の装着・うがい・口元のケアも済ませる。日中は暑かったので、**衣類の着替え(上着のみ)**もサポートし、清潔感を保つ。

「今日も美味しそう。ありがとう」と言われ、少し雑談しながら食事が始まるのを見届けてから、キッチン周りを軽く片づけて、タブレットに記録を入力。


🔚 18:00 業務終了・帰宅

最後の訪問を終えて事業所には報告不要の一日。スマホで歩数と移動距離を確認しつつ、帰り道は少し空が暗くなってきた。
帰宅後は軽いストレッチで疲れをほぐしつつ、「今日も1日無事終わった」と安堵。

1日5〜6件ほど訪問して、フルタイムに近い働き方をしている方のイメージです。
しっかり働きたい方や、安定した収入を確保したい方に向いています。

山のごとし
山のごとし

トントンとテンポ良く回っていると、

むしろ調子が出てきて、意外と時間があっという間です!

一日を通してしっかり訪問をこなすことで、収入面でも安定感があります。「訪問介護パートって、実際どれくらい稼げるの?」と思った方は、以下の記事で実際の月収や手当をご紹介しています。

パターン②:午前のみ働く短時間パート型(子育て・副業などと両立)

<ある1日のスケジュール>

6:30 起床・子どもの支度や朝食
9:00 1件目の訪問スタート
10:30 2件目の訪問
12:00 帰宅・昼食・家事
午後 自由時間(子どものお迎え、副業など)

<ある1日の実際の様子

🌅 6:30 起床・子どもの支度や朝食

小学生の娘の登校準備。朝食を作って一緒に食べ、ランドセルと連絡帳をチェック。「今日は図工があるから、絵の具セット忘れないでね」と声をかけながら、少し急ぎ気味に家事と身支度。


🕘 9:00 1件目の訪問スタート(生活援助60分)

1件目はFさん宅(80代・要支援2)。一人暮らしで、主に掃除と洗濯、食事の下ごしらえがサービス内容。

・まずは体調確認とゴミの分別
・洗濯機を回しながら、掃除機をかけ、トイレと洗面所を軽く清掃
・「お昼に食べやすいように」と、冷蔵庫の中から野菜を切って冷凍ごはんを温め、みそ汁の素とともにセット

「最近テレビで見た健康体操が気になっててね」と話す利用者の声に耳を傾けながら、笑顔で対応。終了後はタブレットに記録を入力して、玄関で靴を履きながら「じゃあまた来週、水曜日に来ますね」とお別れ。


🕥 10:30 2件目の訪問(身体介護30分+生活援助30分)

次はGさん宅(70代・要介護1)。排泄介助・服薬確認・昼食準備をヘルパーが担っている。

・まずベッドからの移動介助(軽い立ち上がり補助)
・トイレ誘導と見守り介助
・食前薬の準備と、コップにお茶を用意
・昼食は冷蔵庫に買い置きしていたおかずをレンジで温めて配膳。主食が不足していたため、冷凍ごはんを解凍して追加。

最後に「今日はしっかりおトイレ行けましたよ」とご本人と軽く会話をして、記録入力。日報に軽く体調や食事量もメモ。


🏡 12:00 帰宅・昼食・家事

そのまま一度帰宅。制服を脱いで手洗い・うがい。冷蔵庫にあった残りものを組み合わせて簡単にお昼ご飯。録画していたドラマを少し見ながら、洗濯物を取り込んでたたむ。


☀️ 午後 自由時間(子どものお迎え、副業など)

14:00すぎには学校から娘が帰ってくるので、それまでに買い物や自分の副業(在宅ワーク)を少しこなす。天気が良ければ布団干しや庭の草取りも。

16:00には娘とおやつを食べながら宿題を見守りつつ、「明日はヘルパーの仕事ないからゆっくりしよう」と思える穏やかな午後。

午前中の2〜3時間だけ働くスタイルです。
子育て中の方や副業と両立したい方に多く見られます。
無理のない働き方を実現しやすいのが魅力です。

山のごとし
山のごとし

時間を有効に使えますし、

気分転換にもなるかもしれませんね!

午前だけの短時間勤務でも、無理なく家庭や自分のペースに合わせた働き方ができます。「自分に合っているか心配…」という方は、向いている人の特徴をまとめたこちらの記事も参考にしてみてください。

パターン③:午後からゆったり型(朝に弱い方や自分の時間を大切にしたい方向け)

<ある1日のスケジュール>

9:00 ゆっくり起床・家事や趣味の時間
13:00 1件目の訪問スタート
14:30 2件目の訪問
16:00 3件目の訪問
17:30 帰宅

<ある1日の実際の様子

☀️ 9:00 ゆっくり起床・家事や趣味の時間

目覚ましなしで自然に起床。ゆっくりコーヒーを飲みながら、録りためていたお気に入りのバラエティ番組を見る。
午前中は洗濯や掃除をしたり、近所のパン屋まで散歩がてら買い物に行ったり。空いた時間に読書やハンドメイドなど、自分の時間をしっかり楽しめるのがこの働き方の魅力。


🚲 13:00 1件目の訪問スタート(生活援助60分)

1件目はHさん宅(80代・要支援1)。生活援助中心で、掃除・調理・買い物代行がメイン。

・訪問前にスーパーで買い物代行。必要な食材を事前メモで確認して購入。
・到着後、冷蔵庫に食材を収納しながら、下味冷凍や簡単な副菜を2~3品作り置き。
・作業をしながら、Hさんの体調や気分もさりげなく確認。今日は「昨日娘が来てくれてね」とうれしそうに話してくれた。

終了後、いつも通りスマホで訪問記録を入力し、軽くお礼をして退出。


🕝 14:30 2件目の訪問(身体介護30分+生活援助30分)

次はIさん宅(要介護2)。入浴介助+洗濯・片付けの組み合わせ支援。

・まずは脱衣所の暖房を入れながら浴室準備。
・転倒に注意しながら、ゆっくりと入浴介助。
・終わった後は身体をしっかり拭いて服を着せ、ドライヤーで髪を乾かす。
・その間に使用済みタオルを洗濯機に入れ、簡単に洗面台も清掃。

入浴後に少し疲れが見られたため、「今日はお風呂がんばりましたね」と声をかけ、様子を記録にメモ。


🕓 16:00 3件目の訪問(身体介護60分)

3件目はJさん宅(要介護1・軽度認知症あり)。服薬確認・排泄介助・清拭などの身体介護。

・まずトイレへの誘導と見守り。
・服薬確認では「これ飲んだっけ?」と少し迷われたので、薬カレンダーを一緒に確認。
・その後は、昔話をしながら清拭、更衣。
・最後は冷たいお茶を出して、少し会話してから退出準備。

気になる点はメモに残し、介護記録を丁寧に入力。


🌆 17:30 帰宅

夕暮れどきに帰宅。今日は訪問がスムーズに終わったので、スーパーに寄って夕飯の材料を調達。
帰宅後はシャワーを浴びてリラックスモードへ。夜は録画していたドラマや映画を観たり、のんびり過ごす。

午後から数件だけ働くスタイルです。
朝に余裕が欲しい方や、午前中にやりたいことがある方におすすめです。

山のごとし
山のごとし

ゆったり働いたってOK!

朝の時間を自分のペースで過ごしたい方や、Wワークの一環としても選ばれやすいスタイルです。ただ、未経験の方にとっては不安もあるかもしれませんね。現役ヘルパーがよくある疑問に答えた記事も、ぜひあわせてどうぞ。

これらはあくまで一例で、他にも「週2日だけ働く」「夕方の空き時間だけ働く」「日曜だけ働く」といったスタイルも可能です。
ライフスタイルに合わせて働き方を柔軟に選べるのが、訪問介護パートの大きな魅力です。

まとめ:自分に合ったスタイルで働けるのが訪問介護パートの魅力

訪問介護のパートは、働く時間帯や働き方を自分の生活に合わせて柔軟に選べるのが大きな魅力です。
「しっかり働きたい」「家庭と両立したい」「隙間時間を活かしたい」など、どんなライフスタイルでも、自分に合った形を見つけることができます。

ここで紹介した3つの働き方は一例にすぎません。実際には、時間や曜日、件数などを自由にカスタマイズしながら、もっと多様な働き方が可能です。
訪問介護という選択肢が、自分らしい毎日をつくる助けになれば嬉しく思います。

山のごとし
山のごとし

私自身も、この3パターンはどれも経験しました。

働きながら、自分に合う形を見つけていっても良いですよね!

自分に合った働き方が見えたら、あとは始め方を知るだけ。応募から勤務開始までの流れをこちらで解説しています。

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